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2006年12月27日

医師不足深刻 地域の危機

情報提供 那須烏山タイムズ社 TEL 0287-84-3459
那須南病院・今年四医師が退職
整形外科常勤ゼロ 後任も難航

 全国的に特に地方の病院で医師不足が深刻化し大きな社会問題になっているが、南那須広域行政が運営する那須南病院(関口忠司病院長)も今年に入って四人の医師が退職し、安心して暮らすための当地方の医療に大きな影を落としている。
 南病院は公的病院としてベッド数一五〇床、常勤医師定数が十七人となっていたが小児科医一人欠員の十六人体制で運営されてきた。しかし今年三月に内科一人、四月に整形外科二人、さらに今月になって小児科と四人の医師が相次いで退職。内科七人、外科四人、眼科一人と一気に十二人体制で維持する事とになり、かつてない厳しい状況に直面している。
 整形外科医がゼロとなり、独協医大から派遣された複数の医師が非常勤として月火木金の週四回診察に当たっているが、日中だけの勤務のため、手術は行わず、入院もとらない状態が続いている。患者からは「同じ医師に診てもらいたい」との要望も出ている。
 また小児科がまったく休診状態となり、これまでの二次救急を同病院に搬送しない事になり、子を持つ親にとっては特に緊急時に大きな不安を抱える事になる。耳鼻咽喉科週二回、皮膚科と泌尿器科のそれぞれ週一回はこれまで通り診療している。
 今月に広域行政議会定例会が開かれ、那須南病院事業会計の補正予算が提出され原案通り可決された。診療収入などが見込み通りに伸びず約一億九千万の赤字に補正した。医療報酬や検査料の引き下げ改定などあったものの、整形外科部門の収入減が主因となっている。同部門は診療単価が高いうえ、医療期間が短く患者の回転が早いことなど収入に占める割合は大きかっただけに影響した。
 大谷組合長は「このままでは地域中核病院としての機能を果たせなくなってしまい危機的状況だ。二大学側と県に派遣を要請しているが、大学自体が医師不足の状態で難しいのが現状だ。報酬麺なども見直しを図り、少しでも環境を整備し確保に全力をあげたい」と放す。
 大塚優同病院事務長は「医師が退職するとその分が他の医師への過重負担となり、耐えられずにまた辞めていく 悪循環の誘引となりかねない。経営的にも赤字続きでは聞こえがよくない」とし、医師不足がさらに医師不足を起こしかねないと危惧する。また「南病院は院長が日直に出るなどスタッフががんばって対応している。何としてでも早く正常に戻したい。」と話している。

投稿者 admin : 2006年12月27日 10:56

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